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庭造りについて思うこと


お客様がお庭を造ろうと思われたときに、何にポイントをおけば良いのか悩まれると思います。 もちろんコストという大きなポイントもありますが、ここでも私が勝手に思う庭造りのポイントをお話したいと思います。


@ 背景を大切にしましょう

お庭の中身にこだわっても、背景がお隣のブロック塀や錆びたフェンスなどでは、 せっかくのプランが台無しです。逆に、背景にウッドフェンスや竹垣などを持ってくることによって、 庭木一本だけの庭でも映えるものです。


A メインテナンス性も大切です

当然のことながら、完成時のお庭は綺麗なものです。しかし実際には落ち葉の掃除や雑草抜き、 雨による汚れ除去など日常のメインテナンスは必要になります。お客様ご自身で継続可能なメインテナンスを考慮してみてください。 お庭が荒れ始めると、見るのも嫌になり、どんどん興味が無くなってしまいます。 いつまでもお庭を楽しみましょう。


B 庭の要素にはそれぞれ長所・短所があります

そのことを理解された上でプランを立てましょう。せっかくの お庭ですので、こんなハズではなかった、ということが無いように不明なことはどんどん質問してください。



a. 樹木について

【長所】
何といっても、樹木の緑があることは素晴らしいことです。新緑の楽しみ花や実の楽しみ、紅葉の楽しみ…。 落葉樹と常緑樹をうまく組み合わせることで、夏は涼しく、冬は暖かいという肌で感じる楽しみもあります。

【短所】
成長しない木はありませんので、剪定作業は必要です。虫や病気と無縁の樹種はありません。 落葉樹・常緑樹を問わず、必ず葉を落とす季節はあります。


b.芝生について

【長所】
綺麗に生え揃った芝生は、和風庭園にも洋風庭園にもよく似合い、本当に美しいものです。 お子様が裸足で遊ぶこともOK、天気の良い日は寝転がることもOK。

【短所】
日照・排水は絶対条件です。 刈り込みや雑草対策など、美しさを保つ為の努力は欠かせません。


c.石材(貼り石・景石)について

【長所】
石は樹木などと違い、成長することも枯れることもありません。一度設置したものは美しさを保ち続けます。 水に濡れた石の美しさには何とも言えないものがあります。

【短所】
ややコストが高めになることが多いです。 一度設置してしまうと、お庭の模様替えの際はたいへんになります。


d.地面について

土(つち)
【長所】
お庭の基本です。雨水を浸透できることも環境対策の一つです。

【短所】
雨の後はぬかるみます。雑草は生えるものです。

対策:土にセメント系改良材を混ぜることにより、長所を生かしながら 短所をカバーする事も可能です。


砂利(じゃり)

【長所】
石の種類も豊富でお庭の雰囲気作りに一役。施工も容易な為、模様替えにも最適です。

【短所】
雑草抜きや落ち葉の掃除が大変になります。

対策:雑草対策には砂利の下に防草シートを敷くことで解決できます。


コンクリート
【長所】
洗い出しやスタンプ等、表情を持たせることも可能です。 掃除等のメインテナンス性は抜群です。

【短所】
工法によってはややコストがかかります。 広範囲にわたる場合、照り返しなども考慮すべきです。


レンガ敷き

【長所】
レンガの色によって与える印象を変えることも出来、範囲を 広げることによって高級感が増します。

【短所】
年月が経つとともに付着するコケなどの汚れ(これも味なのですが)を落とさなければならない時もあります。 目地から雑草が生えることもあります。


枕木敷き

【長所】
ウッドデッキなどと組み合わせることトータルコーディネイトが可能です。

【短所】
防腐・防シロアリ効果は永久のものではありません。










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